大花壇に気球と散居村 25年春のとなみチューリップフェア(富山)、14品種21万本で描く
富山県の砺波市花と緑と文化の財団は13日、来春のとなみチューリップフェアでメイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)を彩る大花壇のデザインを発表した。フェアのテーマ「花と笑顔の咲く春 となみ」に合わせ、市のキャラクター「チューリ君」と「リップちゃん」が気球の舞う散居村を散歩している様子を14品種21万本の花で描く。 来年のフェアは4月22日~5月5日に開催。大花壇は2600平方メートルで、ウインクするチューリ君や2機の気球などの地上絵を県産品種「黄小町」やピンクの「フィノラ」などで浮かび上がらせる。会期を通して大花壇や円形花壇などを楽しめるよう、開花時期の異なる同じ色の品種を混ぜながら植える。 13日は大花壇で球根の埋め込みが始まり、県花卉(かき)球根農業協同組合のスタッフや市内の球根農家計18人が手植えした。作業は20日まで続く予定。 大花壇横の円形花壇には、来場者に明るい気持ちになってほしいとの願いを込め、暖色を中心としたチューリップ14品種3万4千本とワスレナグサ2500株で九つの円を表現する。
同財団の三上亜紀代さんは「チューリップタワーやスロープなどの高い場所から花の地上絵を楽しんでほしい」と話した。