函館の大泉潤市長のパーティー券、元副市長らが市職員に販売…「不適切で誤解招く行為だった」
北海道函館市の大泉潤市長は25日、自身の政治資金パーティーの券を元副市長や後援会の会計責任者が市職員に販売していたことを明らかにした。直ちに政治資金規正法には抵触しないとした上で「不適切で誤解を招く行為だった。今後は職員に私の政治資金パーティーへの参加は控えるように呼びかける」と述べた。
大泉氏の説明などによると、市職員への券の販売があったのは、昨年11月26日と今年10月12日に開催された後援会主催のパーティー。10月の会は参加者約900人のうち約70人を市職員が占めており、その多くが勤務時間中に元副市長らから購入を勧められたという。いずれの会も料金は1枚5000円だった。
政治資金規正法は公務員によるパーティー券の販売を禁止する一方、購入は許容している。大泉氏は取材に「市職員によるあっせんや部ごとの割り当てはなかった」と説明した。