安倍元首相銃撃、山上被告の第4回公判前整理手続き…終了後に「興味深かった」
安倍晋三・元首相(当時67歳)が奈良市内で銃撃されて死亡した事件で、殺人罪などで起訴された無職山上徹也被告(43)の第4回公判前整理手続きが3日、奈良地裁であった。山上被告は第2回、第3回に続いて出席した。弁護団によると、手続きで山上被告の発言はなかったという。
手続きは、裁判官、検察官、弁護人の3者に山上被告を加えて非公開で実施。争点などを協議し、約40分で終了した。次回期日は未定という。
弁護団によると、山上被告は資料を確認しながら検察側と弁護側のやりとりを聞き、手続き後の接見で弁護人に対し、「興味深かった」と述べたという。
地裁はこの日、これまでの手続き期日と同様に、警備上の理由から正面玄関以外の出入り口を封鎖。金属探知機による来所者の手荷物検査も実施した。