社会人2部からJ3まで… 八戸一筋17年「ミスターヴァンラーレ」 新井山祥智が引退へ
サッカーJ3ヴァンラーレ八戸は6日、在籍17年目で最年長のMF新井山祥智(39)=青森県五戸町出身=が今季限りで現役を引退すると発表した。Jリーグ参入を目指し2006年に発足したクラブの草創期からピッチに立ち、サポーターから「ミスターヴァンラーレ」と呼ばれた。14日に八戸市内で記者会見を開き、引退理由などを説明する。 同町川内中、光星学院高(現八戸学院光星高)を経て、八戸大(現八戸学院大)卒業後の08年、当時東北社会人2部のヴァンラーレに加入した。豊富な運動量、的確な状況判断やパスで頭角を現し、13年には東北社会人1部から日本フットボールリーグ(JFL)昇格に貢献。18年にはクラブの悲願だったJ3昇格の立役者の1人となった。 近年はけがなどで出場機会が減り、今季はリーグ戦2試合、ルヴァン杯1試合の出場にとどまっていた。これまでにリーグ戦、天皇杯などを含め通算347試合出場。J3では107試合2得点。