【バレー】石川祐希「僕の目標である”世界一”が来季は目の前にある状態。そこを勝ち取って優勝したい」 ペルージャ移籍発表会見コメント【詳報】
質疑応答
――次でイタリア10シーズン目になるということで、節目の年でもあるのかなと思いますが、その点、どのように感じられていますか? 石川:イタリアで10シーズン目なので、 今までステップアップしてきて、今シーズンは3位という結果を残せたと思いますし、僕自身もしっかり評価されて今回の移籍につながったと感じています。あとは結果を出す、トップにたどり着くシーズンにしたいなと思いますし、10シーズン目、節目とは考えてないですけど、大事なシーズンではあるので、優勝のみを目指して戦っていきたいと思います。 ――ペルージャでも背番号14番ということで、改めて石川選手にとって14番という数字はどのような意味があるのかを教えてください。 石川:僕がイタリアで初めてつけた番号も14番で、そこから14番をずっとつけてきているので、今回もペルージャで14番という選択をさせていただきました。ペルージャには14番をつけていたセルビアのアタナシェビッチという選手がいるので、 僕が14番をつけることに対して応援してくれる方もいれば、彼の番号を僕がつけるということなので、不満というか納得いってないサポーターの方もいるとは思います。その方たちを納得させられるようなプレーを僕はするべきだと思っているので、 今までペルージャの14番だったアタナシェビッチ選手を超えられるようなシーズンにしたいと思っています。 ――ペルージャの公式のSNSで、非常に凝った実写での動画と、アニメーションでの動画が発表され、ものすごく力作だなと思いました。石川選手自身はあれを見てどのように感じて、ペルージャのチーム、そしてサポーターに対して、どういうふうに今思っているかを教えてください。 石川:まず、ペルージャはそういったソーシャルメディアのアップなどには非常に手をかけているので…。また僕の発表に関しても、偶然なのか14日の14時を選んでいただいたということもあって、またアニメの動画も流してくれたりとか、非常に歓迎されてるというふうに受け取っています。その期待に応えられるようなプレーを僕はしなければいけないと思いますし、サポーターの方にも納得のいくようなプレーをするべきだと思っています。結果で示すしかないと思っているので、チームの結果プラス僕のパフォーマンスで、石川祐希のバレーは見てて面白いとか、感動するとか、元気をもらえるとか、ペルージャのサポーターに感じてもらえるように頑張っていきたいと思います。 ――ご自身でアニメ動画をご覧になりましたか? 石川:そうですね。一度は見させていただきましたし、僕を応援してくれる海外の方にお願いして制作したみたいなので、たくさん応援してくれる人がいるということが僕自身も嬉しく思いました。 ――動画内に突然、(出身地の)「岡崎」という地名も出てきましたが…? 石川:僕の情報をたくさん調べて作ってくれているなと嬉しく感じました。 ――2つ質問です。ひとつ目がプロになった頃からずっと、当時でいう4強のクラブのスタメンが目標とおっしゃっていて、10シーズンかけてステップアップして、実際にそこまで上り詰めて、今の時点で率直にどう思うのか。もうひとつがイタリアの報道ですと、海外のトップ選手の何人かが日本のSVリーグに行くと出ていますが、その中でも先ほどおっしゃっていたセリエAにこだわりたいという思いをお聞かせください。 石川:まず最初の質問に関しては、その他のトップ4のクラブからもオファーをいただきましたけど、今の状況だったり、選手だったり、環境だったり、監督だったり、そういったものを見てペルージャという選択をしました。トップチームで学べることが多いと思いますし、また僕自身にも新たな発見をもたらしてくれると思っているので、非常に楽しみです。 2つ目の質問について。そこにこだわる理由としては、やはり今回はチャンピオンズリーグでトレントが優勝したように、イタリアのリーグが世界最高峰と言われている中で、 僕のひとつの目標、そのイタリアのリーグで優勝ということを考えました。トップ選手が日本に行くという情報も知ってましたし、日本からのオファーもありました。でも、僕はこの目標を立てている限り、そこを貫き通したいというか、そういう思いがあってこの決断もしましたし、イタリアでプレーしていて、海外のトップ選手たちと練習や試合をしていくことが楽しいので、僕の根本にあるバレーボールが好きとかバレーボールを楽しみたいっていう思いを、イタリアのセリエAのリーグがいちばん体現できるのかなと思っています。
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