「富士山のおかげ」中野麟太朗と本大志がマスターズ&全英切符へ2位発進/アジアアマ
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 初日(3日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7217yd(パー70) 【画像】“名刺持参”の小学6年生がツアーデビュー アジア太平洋地域のアマチュアナンバーワン決定戦が開幕。14年ぶりの日本開催で中野麟太朗(早大)と本大志が首位ランディ・ビンタン(インドネシア)と1打差の4アンダー2位で滑り出した。 国別最多10人が出場する日本勢で世界アマチュアランキング最上位(109位)の中野は2大会連続の出場。前回優勝のジャスパー・スタッブス(オーストラリア)、出場選手で世界アマランク最上位(5位)のウェニー・ディン(中国)との注目組で好スタートを切った。 前半3番(パー5)では残り285ydを3Wで2オンに成功し、イーグルを奪った。奥から6mのスライスライン。「ジャストタッチで“入っちゃった”感じです。弱いかなと思ったけど、富士山の(芝目の)おかげです。最終ホールの(バーディパット)は富士山のせいで外したんですけど」と笑った。 後半はティショットのミスからピンチを招く場面もあったが、シビアなパーパットをことごとく沈めてボギーなしの「66」。28位だった前回大会は初日85位と出遅れただけに、「きょうのスタートは100点に近い。3日目、4日目にどんどん上げていけるように」と週末の優勝争いへの意識を高めた。 大会は40の国と地域から120人が出場。60位タイまでが決勝ラウンドに進み、優勝者に2025年のメジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を付与する。 <日本勢の成績> 2T/-4/中野麟太朗、本大志 4T/-3/古瀬幸一朗、福住修 12T/-2/小林翔音、松井琳空海 16T/-1/隅内雅人 24T/0/丸尾怜央 31T/+1/豊島豊 55T/+3/佐藤快斗