JA茨城旭村でミニトマト目揃い会を開催
JA茨城旭村は19日、茨城県鉾田市で抑制作ミニトマトの本格出荷を前に、生産者や営農指導員などが参加し「目揃い会」を開催した。
今年度の生産者の数は162名と昨年より増。生育については昨年同様、暑さが厳しいが今のところは順調な生育で出荷に向けてスタートしている。今年はどこも暑さ対策を講じており、あとは水が足りなくならないようにしっかり水やりの管理を、と呼び掛けた。
冒頭、JA茨城旭村の金沢和彦営農販売課長が「品質が大事なので、目を揃えて頂いて少しでも良いものを出荷して頂きたい。農協としても少しでも優良販売に向けて努力していく」と述べ、JAの営農指導員とともに出荷見本品を見せながら、品質や形状、色合い、果実サイズ、出荷時の注意点を説明。病害虫や裂果の混入がないよう選り取りの徹底を促し、参加者はサンプルを手に取って出荷基準を確認し、選別の徹底、統一を行った。
JA茨城旭村トマト部会の佐山和彦部会長は、「昨年は暑さで結構やられてしまったところがあるが、今年は昨年ほどではないので何とか良いミニトマトができると思う」と述べ、消費者の皆さんに対して「本来、暑い中で作るのにトマトは向いていないですが、皆一生懸命つくっているので是非皆さん食べてください」と述べた。
本格的な出荷は9月。品質向上のため、7~8分着色果の適期収穫と、病害虫や裂果の混入がないよう家庭での選り取りの徹底を促している。