国交省、図柄入りナンバープレートの課題と方向性を探る検討会設置
国土交通省は、2027年4月30日に交付期間が終了する図柄入りナンバープレートについて、今後の方向性を決めるための検討会を設置した。2024年7月16日に開催される第1回会合では、全国版及び地方版図柄入りナンバープレート等に係る現状と検討会の当面の進め方について話し合われる予定だ。 【画像】全国版・地方版図柄入りナンバープレートをギャラリーで見る(3枚) 文/Webikeプラス 編集部
図柄入りナンバープレート等に関する検討会開催
国土交通省では、「走る広告塔」としてのナンバープレートの機能に着目し、大阪万博や東京オリンピックなどの大会を盛り上げることを目的とした「全国版図柄入りナンバープレート」や、地域を元気にすることなどを目的とした「地方版図柄入りナンバープレート」を2017年から交付してきた。 この2タイプのナンバープレートのうち、全国共通デザインとなる「全国版図柄入りナンバープレート」について、交付期間が2027年4月30日に満了することを受け、国土交通省は「図柄入りナンバープレート等に関する検討会」を設置。検討会では全国版ナンバープレート交付期間満了後の方向性のほか、全国版及び地方版図柄入りナンバープレート等に係る課題や今後について検討が進められる。 第1回検討会は2024年7月16日に開催が予定されており、委員会には筑波大学名誉教授・石田東生氏や軽自動車検査協会理事・今田滋彦氏などが参加。図柄入りナンバープレート等の現状や当面の進め方について意見交換が行われる。 なお、市区町村がナンバープレートを発行する原付にはデザイン入りナンバープレート(ご当地ナンバー)があるが、125ccを越える車両にはない。今回の検討会がバイク用図柄入りナンバープレート登場のきっかけとなるのか。バイクナンバープレートの希望番号制度とあわせ、今後の動向に注目したい。 ────────── 図柄入りナンバープレート等に関する検討会 委員名簿(敬称略、50音順) ────────── 【委 員】 石田 東生 筑波大学 名誉教授 今田 滋彦 軽自動車検査協会 理事 岡安 雅幸 (一社)全国自動車標板協議会 専務理事 北嶋 緒里恵 (株)リクルート じゃらんリサーチセンター 客員研究員 竹岡 圭 日本自動車ジャーナリスト協会 副会長 寺井 剛敏 金沢美術工芸大学 教授 吉田 樹 福島大学 経済経営学類 教授 【国土交通省】 鶴田 浩久 物流・自動車局長 久保田 秀暢 物流・自動車局次長 谷合 隆 物流・自動車局自動車情報課長 髙井 誠治 物流・自動車局自動車情報課自動車登録・情報化推進室長
Webikeプラス編集部