【シンガポール】MRT北東線の新駅、12月10日に開業
シンガポールの都市高速鉄道(MRT)北東線のプンゴール・コースト駅が、12月10日午後3時に開業する。同路線は全長22キロメートル、計17駅となり、新駅周辺の住民の利便性が高まる。陸上交通庁(LTA)が10日に発表した。 新駅は現在終点となっているプンゴール駅の先にある。デジタル産業集積地として開発が進む「プンゴール・デジタル地区(PDD)」の中心部に位置し、先ごろ新キャンパスを開校したシンガポール工科大学(SIT)にも近い。 建設工事は2018年に開始され、今年8月から公共交通大手SBSトランジットが試験運行していた。開業後は、プンゴール北部から中央商業地区(CBD)のオートラムパーク駅に通勤・通学する場合、所要時間が従来の約1時間から約45分に短縮される。将来的には20万世帯以上が新駅の徒歩10分圏内となることが見込まれている。 プンゴール・デジタル地区では就労者2万8,000人超、学生1万2,000人が集まるとの試算が出ている。駅周辺に商業施設「プンゴール・コースト・モール」も開業する予定だ。