ソフトバンク 「球王」に輝いた嶺井が来季は正捕手に「成る」 甲斐FA移籍で好機到来
プロ野球選手の将棋最強王こと「球王」のタイトルを懸けて戦う「勘定奉行クラウド杯 球王決定戦2024」(主催:スポーツニッポン新聞社、特別協賛:勘定奉行クラウド、協賛:エンスカイ)が19日、都内で行われソフトバンク・嶺井博希捕手(33)が初優勝を飾り「球王」のタイトルを手にした。 20年から始まり5回目の開催。ダブルエリミネーション方式のトーナメント戦で敗者復活で勝ち上がった嶺井が、2回戦で負けていた昨年まで2年連続優勝のロッテ・安田を破った。最後は相手のまさかの「二歩」の反則負けでの王座。劣勢だった嶺井は「安田が“終わったー”と言ったので、何が終わったのかと思った」という驚きの幕切れ。22年オフにDeNAからFA移籍した男は「正直ビックリした。球王になりました。来年は実力で勝てるように頑張りたい」と連覇を誓う。 移籍した23年は44試合に出場したが、今季はわずか4試合だった。ただ、大きな壁だった甲斐が巨人へFA移籍。海野、谷川原ら横一線のレギュラー争いは絶好のチャンスだ。その名の通り「博多の希望」になるべく、背番号12が本業でも定位置をつかむ。