ハイアール、日本市場に本格攻勢 冷蔵庫、40万台以上の販売めざす
ハイアールグループで日本事業を統括するハイアール日本地域が、2025年に国内市場で攻勢をかけていく。グローバル製品の投入に加え、日本独自の製品開発に注力する方針を表明。ハイアールグループ副総裁でハイアール日本地域CEOの杜鏡国(ときょうこく)氏は「時代の流れを見ながら先頭に立たないといけない。デザインや機能が良いものを出すだけではない」と力を込める。 【関連写真】アクアは、「FREEZIA+(フリージア・プラス)」に自動製氷モデルを追加予定 ハイアールブランドは、グローバルリソースを活用した日本向け製品の展開を重視。ライフステージに合わせた製品の投入を目指す。 冷蔵庫事業では、5ドア以上のモデルや、グローバル市場でヒットした高性能モデルを投入する。中期販売目標は、年間販売台数40万台以上に設定。中型以上の冷蔵庫を拡大していく。 洗濯機事業は、全自動40万台、ドラム式5万台の年間45万台以上の販売を中期目標に掲げる。ミドルタイプの拡大とインバータータイプの強化に加え、ドラム式にも注力する。 今年本格参入したエアコン事業は、来年3月にIoT対応の省エネ性に優れた高性能モデルを発売予定。製品ラインアップを拡充し、中期的には10万台の早期販売を目指す。 アクアブランドは、冷蔵庫と洗濯機の拡大に力を入れる。今年立ち上げた冷蔵庫「アクア+シリーズ」では、省エネ性と大容量真ん中冷凍室の「FREEZIA+(フリージア・プラス)」に自動製氷モデルを追加する計画。コインランドリー用洗濯機の技術を活かしたドラム式洗濯乾燥機「まっすぐドラム」も強化していく。 日本市場で存在感を高めるために、世界規模のリソースと日本独自の研究開発を武器に、消費者のライフスタイルに寄り添う家電製品の開発に注力する方針だ。 ブランド力の強化を目指し、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんを両ブランドのアンバサダーに起用。24日から新CMの放送を開始する。
電波新聞社報道本部