岐阜県の河合副知事が辞職の意向 来年12月の任期満了待たず
岐阜県の河合孝憲副知事(66)が来年12月の任期満了を待たず、来年1月中旬をめどに辞職する意向を固めたことが20日、分かった。複数の関係者によると、19日付で古田肇知事宛てに辞職届を提出した。 古田知事は来年2月5日の任期満了での退任を決めており、今月19日に在職中最後となる県議会を終えた。河合氏は定例会閉会のタイミングで辞職届を提出したとみられる。 河合氏は1982年に入庁し、危機管理部長や商工労働部長などを経て、2017年に副知事に就き、21年12月に再任された。副知事の任期は4年間。地方自治法では、退職する場合は20日前までに首長に申し出なければならないと定めている。 岐阜県の副知事は2人制で、国と県庁内部から1人ずつ登用している。新たな副知事を選任する場合は県議会の同意が必要で、河合氏の退職後は来年2月末開会予定の定例会まで約1カ月間、欠員となる見通し。 また、来年1月26日投開票の日程で県知事選が行われ、現在、新人2人が立候補を表明している。
岐阜新聞社