はやぶさ2、再着地に成功 JAXA会見(全文1)太陽系の歴史を手に入れた
探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への2度目のタッチダウン(着地)に成功したことを受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午後2時から記者会見を開いた。 【動画】はやぶさ2、小惑星への再着地に成功 JAXA管制室と記者会見をライブ配信(2019年7月11日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「はやぶさ2、小惑星への再着地に成功 JAXA管制室と記者会見をライブ配信(2019年7月11日)」の記者会見開始時点からのカウントとなっております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:それでは時間になりましたので記者会見を始めさせていただきます。まず登壇者の紹介をさせていただきます。皆さまから向かって右より、「はやぶさ2」ミッションマネージャ、吉川真。プロジェクトエンジニア、佐伯孝尚。プロジェクトマネージャ、津田雄一。プロジェクトサイエンティストで名古屋大学の教授でいらっしゃいます渡邊誠一郎先生。そして、スポークスパーソンで研究総主幹を務めております久保田孝です。 それでは最初に津田プロマネから一言。紙が。向こうにお立ちいただけますか。ありがとうございます。 津田:手順が悪くて。 司会:手順が悪くて申し訳ございません。
タッチダウン成功を発表
津田:はい、皆さまこんにちは。今日は少し雨が降り始めましたが、お集まりいただいて、どうもありがとうございます。また、タッチダウンの運用、ずっと見守っていただいて、注目していただき、どうもありがとうございます。 本日、「はやぶさ2」はタッチダウンの第2回目を実施しました。結果として私たちは太陽系の歴史を手に入れることができました。ここからは発表文を読ませていただきます。 JAXAは小惑星探査機「はやぶさ2」を小惑星リュウグウへ設置させ、リュウグウの試料を採取する運用を実施いたしました。「はやぶさ2」から送られてきたデータを確認した結果、サンプル採取のためのプロジェクタイル、弾丸の発射を含む「はやぶさ2」のタッチダウンのためのシーケンスが実施されたことが確認できました。「はやぶさ2」は現在正常です。今般リュウグウへの2回目のタッチダウンを成功させることができました。 この運用を実施するに当たって、「はやぶさ2」プロジェクトチームだけではもちろんできませんでした。海外ではアメリカNASA航空宇宙局、それからプロジェクトのパートナーであるDLR、CNESですね、ドイツ、フランス、それから日本でいうとJAXA外の多くの関係機関にご協力いただきました。それから、この運用をずっと報道していただいた記者の皆さま、マスコミの皆さま、それから何よりも国民、あるいは世界中で、この「はやぶさ2」を見守っていただいた方に感謝させていただきたいと思います。この成功を皆さんと分かち合いたいと思います。本当に今日はありがとうございました。 司会:それでは続きまして、きのうから実際に降下を始めて、本日のタッチダウンからこれまでの運用までをプロジェクトエンジニアの佐伯より説明させていただきます。