ヘビが嫌いな人も生態を知って 栃木県立博物館で企画展「ヘビなんて、キライ!」
とちぎテレビ
今年の干支「巳年」にちなんで、ヘビが好きな人だけでなく嫌いな人にも、その生態などを知ってもらという企画展が、宇都宮市にある栃木県立博物館で開かれています。 会場に入ってすぐに目を引くのは、オーストラリアなどに生息するアメジストニシキヘビの、360センチメートルにもなる脱皮殻です。 県立博物館では、企画展「ヘビなんて、キライ!」が開かれていて、県内に生息する8種類のヘビを中心に、標本やパネルなどおよそ50点が展示されています。企画展は、生き物の中でヘビが一番嫌いという、博物館自然課で主任研究員を務める小笠原佑さんが企画しました。 企画のきっかけは、事前に宇都宮市内の小学生およそ900人に行ったアンケートの結果、ヘビを「好き」と回答した数が半数以上あったことだといいます。 展示はヘビが嫌いな人が、苦手にしている理由ごとに解説していて、嫌いな理由として最も多かった「毒」についてのコーナーでは、県内にも生息する「ニホンマムシ」と「ヤマカガシ」の2種類の毒ヘビについて紹介しています。また、ヘビの「動き」のコーナーでは、うろこの境目を地面に引っ掛けて進む「蛇行運動」や、体を伸び縮みさせて進む「アコーディオン運動」など4種類の動き方が説明されています。 この企画展は3月2日まで開かれています。
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