広島・床田 球速アップへ原点回帰「まずは体を強くして真っすぐの質を上げて」 終盤戦で苦戦、変化球主体「先はない」
原点回帰だ!広島の床田寛樹投手(29)が2日、マツダスタジアムで来季に向け、直球の平均球速アップを目標に掲げた。変化球の投球割合が多くなっていた点を今季の反省点に挙げ、「まずは体を強くして真っすぐの質を上げて、平均球速も上げていく。そこが一番大事なのかなと思います」とオフの最優先課題を挙げた。 手応えと悔しさが同居するシーズンだった。今季は26登板で11勝9敗、防御率2・48。前半戦は好調だったが、9、10月は5戦4敗と苦戦し、「(シーズン)最後勝っていないので、最初はよかったけど、最後はダメだったというのは去年と一緒」と振り返る。 「今年も変化球が多かった」と左腕。今季の直球の平均球速と投球割合は143キロと29・6%で、2年前から2キロ減で割合も9%少なくなった。直球の威力が落ちた終盤戦は捉えられる場面もあり、変化球主体の投球では「先はないかなと思う」と変化の必要性を感じ取る。 2年前に手術した右足首のケガもほとんど癒え、「去年よりはしっかりウエートもできる」。強度の高い練習で、より強固な真っすぐを手に入れる。