鮮魚販売にぎわう 恒例のお魚まつり 鹿児島県与論町
鹿児島県の与論町漁業協同組合(鬼塚直俊組合長)恒例のお魚まつりは25日、与論町の同漁協で開催された。近海で取れた新鮮な魚介類を販売し、親子連れや観光客でにぎわった。 当初7月末に予定していたが、台風の影響で延期して開催。キハダマグロやブダイなどの鮮魚、加工品販売のほか、来場者が見て、参加して楽しめるプログラムも用意。中でも特設いけすにグルクン(タカサゴ)、イセエビなどを泳がせて行った魚のつかみ捕りは子どもたちに人気で盛り上がった。解体ショーはキハダマグロ4匹をさばき、ブロック販売。イカ墨汁の無料提供コーナーには行列ができた。 来場した70代女性は「毎回家族で楽しみにしている。島の特産品がたくさんあり、ウミンチュ(漁師)たちの活気やユンヌ(与論)を感じられるイベント。買った魚をさばいてくれてありがたい。イカ墨汁もおいしかった」と満足した様子だった。 鬼塚組合長は「魚やヤコウガイなど食べたいけどさばけないという人もいるので、購入した魚介はその場でさばいて持ち帰ってもらっている。毎回好評」と話した。