フェルスタッペン、詰めの微調整で掴んだポール「予選Q1、Q2まではポールを争えると思っていなかった」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの予選でカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を0.270秒差で下し、開幕3戦連続のポールポジション獲得を決めた。 【リザルト】F1第3戦オーストラリアGP:予選 フェルスタッペンは週末を通じてRB20のバランスに苦しんでいたが、レッドブルが半公道サーキットであるアルバート・パーク・サーキットの特殊性にマシンを合わせていくにつれて、徐々にトップに近づいていった。 マシンのセットアップを微調整し続けたフェルスタッペンは、Q1とQ2の両方をリードしていたサインツJr.を下し、フェラーリの今季初ポール獲得を防いだ。 「今週末は、マシンのバランスを見つけるのが少し難しかったと思う。予選Q1、Q2を通して、ポールポジションを争うような感じではなかった」とフェルスタッペンは説明した。 「でも、マシンに少し手を加えたことで、Q3では限界までプッシュすることができた。どちらのラップも、かなり満足できるものだった」 「改善できる点は常にあるけれど、全体的にはとても満足しているよ」 いつも以上にマシンをプッシュしていたかという問いに対し、フェルスタッペンはそれを認め、今回ポールポジションを獲得したのはマシンの微調整のおかげだと繰り返した。 さらにフェルスタッペンは、マシンは”まだまだ”であるものの、アルバート・パーク・サーキットが難易度の高いコースであるため、すべてのコーナーに完璧に合わせこむのは難しいと付け加えた。 「できる限りベストを尽くそうとした。コーナーからコーナーへと攻めていけば、もっとうまくやれることはいくつかあると思うんだ」 「プレッシャーがかかっているときはいつもそうだし、このコースを全開で走っているときは、他のコースのようにすべてのコーナーを攻略するのはとても難しい」 「でも全般的には、僕たちのラップにはとても満足しているよ」 フェルスタッペンはFP1で縁石との接触によりフロアとシャシーに大きなダメージを負った。これによりFP2での出走が遅れ、ロングランがほとんどできなかった。 しかし、土曜日のFP3セッションでレースに関連するデータをより多く収集することができたため、その混乱がレースでのパフォーマンスに影響するとは考えていないという。 「今朝もかなり頑張ったから、その面では(不利になったとは)思わない。ただ、マシンのバランスを見つけるのが少し難しかった」 「それが十分だったかどうかは明日分かるだろう。フェラーリはとても速くて、週末を通してかなり快適だったようだ。明日は面白いレースになると良いね」
Jake Boxall-Legge