自民党派閥の政治資金パーティーの問題を巡り、田畑裕明衆議院議員が政治倫理審査会に出席し、「キックバックの仕組みを知らなかった」と弁明しました。 2日目の18日は、出席を申し出た15人のうち、7人の審査が行われ、田畑議員の審査は午後1時から始まりました。 旧安倍派の田畑議員は、2018年と2020年、2021年の3年間で、派閥の政治資金パーティーのキックバック68万円が収支報告書に記載されておらず審査の冒頭の10分間、次のように弁明しました。 ＊田畑裕明衆議院議員 「目標枚数超過分は還付される運用がされていたとのことだが、今回の件が問題になるまで知らなかった。（旧安倍派）事務局から秘書に収支報告書に記載しなくていいと指示があり、その指示に従っていたということだった」 田畑議員は「会計責任者を信じ切っており、自分の監督が行き届かなかった」などとこれまでと同じ弁明を繰り返しました。 また、立憲民主党の議員から案内状の「入金のみ」の項目が問題となり、開催を取り止めた政治資金パーティーや、無断・架空の党員登録問題について、追及を受けましたが、これまでの説明を繰り返しました。 ＊田畑裕明衆議院議員 「口裏合わせだと思われるような言動をとったことは本当に申し訳なく、不信感を与えたことについてお詫びをした。しっかり信頼回復のために職務にまい進したい」 田畑議員はその後の報道陣の問いかけにも応じず、国会を後にしました。