「最後の数日間」ポルトガルの名門が移籍市場の閉幕間際にバルセロナのDFエリック・ガルシアを狙っていた?「二つの理由…」
FCポルトは、バルセロナに所属するスペイン人DFエリック・ガルシアを今夏の移籍市場の閉幕間際に獲得を試みていたようだ。スペインメディア『MUNDO DEPORTIVO』が、現地時間9日に報じている。E・ガルシアは、今夏に退団する可能性も浮上していたが、最終的にはバルセロナに残留した。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! 23/24シーズンは、ジローナへレンタル移籍をしていたE・ガルシア。レンタル先のジローナでは、公式戦31試合の出場で5ゴールを記録し、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権獲得に貢献した。昨季のプレーぶりを高く評価したジローナは、今夏にバルセロナの下部組織出身のDFの獲得を目指していると伝えられていたが、FCポルトも獲得に乗り出していたという。 同メディアは「ポルトも移籍市場の最後の数日間にE・ガルシアの獲得に動いていた。しかし、二つの理由でこのカタルーニャ出身のDFの移籍は実現しなかった」と報じ、「一つ目は、DFアンドレアス・クリステンセンの負傷により、ダニ・オルモの登録は可能になったものの、ディフェンダーの人数が減少したこと。二つ目は1対1ルール(選手の売却や退団で発生した資金を100%投資できる状態)に戻れなかったため、実力のあるDFの補強が叶わなかったことだ」と指摘している。 報道によれば、ポルトは元ポルトガル代表DFぺぺが引退したことに加えて、DFダビド・カルモがノッティンガム・フォレストに移籍したため、新たなCBの獲得を目指していた模様。そのため、E・ガルシアには完全移籍もしくは、買取オプション付きのレンタルでの交渉を持ちかけていたようだ。今夏に退団話が加熱していた中、バルサに留まった23歳のDFは、今シーズンは勝負の年になるのは間違いないだろう。
フットボールチャンネル編集部