陸上自衛隊対馬駐屯地の創立44周年記念行事…87式偵察警戒車など参加、ゲリラ想定した訓練の披露も
朝鮮半島に最も近い国境の対馬の陸上自衛隊対馬駐屯地で、駐屯地の創立44周年を祝う記念行事が行われた。市中行進や訓練の様子などが一般公開され、来賓や陸自OB、市民ら多くの人が観覧した。 【写真】陸上自衛隊対馬駐屯地の「対馬元寇太鼓」発足60年、文永の役750年で練習に熱…国境の島に音響く
駐屯地では、鏡森直樹司令ら隊員約400人が防衛警備や災害派遣などの任務、訓練に励んでいる。
11月、市中パレードを長崎県対馬市厳原町の市交流センター前の約300メートルで実施。海、空の自衛隊員も加わった総勢約200人と、87式偵察警戒車(RCV)などの車両約30台、航空機4機が参加した。
式典は駐屯地グラウンドで行われた。式辞で鏡森司令が我が国を取り巻く安全保障環境は厳しいなどとした上で、「私以下、全隊員が島民の皆様が安心して暮らせるよう一層の努力をしていく」と述べた。その後、隊員らがゲリラを想定した訓練の様子を披露した。