「とんでもないスキャンダル」115件の財務違反疑惑のマンC、裁判が始まるも国が介入する可能性?「政府の影響」
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティは、2009-10シーズンからの9季にわたり115件の財務違反を犯した疑いが持たれている。英メディア『Football Insider』は現地時間13日に、16日から始まる裁判に政府による干渉が行われる懸念について報じていた。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 115件の財務規則違反が疑われているシティは、現地時間16日からとうとう裁判が行われる予定だ。罪状は、独立した聴聞会で審理されると報じられており、25年初頭には判決が下される見込みだと伝えられている。 アストン・ビラとエバートンでCEO(最高経営責任者)を務めた経験があるサッカーコンサルタント、キース・ワイネス氏は、シティのオーナーがアラブ首長国連邦の副大統領兼副首相シェイク・マンスール氏が運営するアブダビ・ユナイテッド・グループが所有していることから、今回の裁判に政府が介入する恐れがあると指摘していた。 同氏は、「私はこの件について非常に懐疑的だった」と前置きし、「サッカーの問題を解決できるのであれば、(アブダビ・ユナイテッド・グループが)政府に命令を出すだろうと私は考えている。プレミアリーグにとって、国家と戦うのは非常に難しい。オーナーが介入してくるのは常に恐怖だ」と、シティのオーナーグループの影響力に言及。 そして、「公聴会は可能な限り透明性が保たれなければならない」と言葉を続け、「不当な影響があったことが判明すれば、そしてこうしたことは必ず最後には明らかになるのだが、とんでもないスキャンダルとなるだろう」と、政府や国の圧力で不当な判決が下される可能性を懸念していた。
フットボールチャンネル編集部