昨年「LINE」で年始の挨拶をしたら義母に注意されました。今年は「年賀状」を出すつもりなのですが、出さない方はどのくらいいるのでしょうか?
年賀状は年末年始の恒例行事のひとつとされています。近年、若者世代を中心に年賀状離れが進んでいるとされていますが、実際はどうなのでしょうか。また、年賀状の代わりにメールやLINEで年末年始のあいさつをするのはマナー的に問題ないかも気になります。 今回は、年賀状を出す人はどの程度いるのかや、年賀状にかかるコストについてもご紹介します。年末年始のあいさつに年賀状を出そうか悩んでいる方はぜひ、最後までご覧ください。
年賀状を出す人の割合
フタバ株式会社が2023年に20代以上の男女200人に対し、「年賀状に関するアンケート調査」を実施しました。その中で「今年、年賀状を出す予定がありますか?」という質問に対しては、出す人が99人、出さない人が86人で、出す人の割合が若干多いことが分かりました。未定と答えた方も中にはおり、未定の方の中にはもらったら出すつもりの方も含まれています。 出す予定の方の理由としては、会社の立場上や、親戚・恩師などにSNSでは失礼にあたるのではというような内容が挙げられていました。出さない方の理由としては、SNSで済ませられるからというものや、年賀状の作成が面倒などが挙げられています。 年賀状離れが進んでいるとされていますが、今回のアンケートの結果を見る限りでは年賀状離れが進んでいるかどうかは判断しづらいでしょう。 また、年賀状の代わりにメールやLINEで年末年始のあいさつを済ませる方もいますが、送る相手によって使い分ける必要があると考えられます。目上の方や、1年に一度手書きで近況を伝え合う機会を大事にしたい方、スマートフォンをうまく使えない方などには年賀状の方が喜ばれるでしょう。
年賀状にかかるコストはどのくらい?
年賀状を出す場合にかかるコストについて考えてみましょう。2024年10月1日から郵便料金が更新されました。これにより、年賀状の価格も値上がりしています。日本郵便株式会社によれば、現在の年賀状1枚当たりの価格は以下の通りです。 ●無地、ディズニー年賀はがき:85円 ●インクジェット紙:85円 ●写真用インクジェット紙:95円 ●絵入り(寄付金付き):90円 絵入り(寄付金付き)の年賀はがきは、1枚当たり5円が寄付金となる年賀状です。年賀状は手書きであれば、はがき代だけで済みますが、印刷を利用する場合は追加で費用がかかります。郵便局で印刷する場合にかかる料金は、印刷料金・はがき代・オプション代の総額です。 印刷料金の目安は100枚で5000円程度ですが、商品ごとに異なり、イラストよりも写真の方が高くなります。はがき代は、印刷枚数分の代金が必要です。宛名印刷をする場合、オプション代金として基本料金の1100円と宛名印刷代(31円×印刷枚数)が必要になります。印刷を依頼する会社によってはお得なキャンペーンを設定している場合もあるため、利用すればお得に印刷が可能でしょう。 そのほか、年賀状は自宅での印刷も可能です。プリンターが家にあれば業者を利用しなくても印刷ができます。 注意点としては、自宅印刷の場合はデザインや印刷などすべての工程を自分でやる必要があるため、機械の操作が苦手な方にはたいへんかもしれません。さらに自分で年賀状を買いに行く手間も生じます。その点、印刷サービスを利用すれば、好みのデザインを選ぶだけでよく時間と手間を省けるため、年賀状を出す手間を面倒と感じる方には魅力的です。