田中将大、巨人入りが発表 坂本勇人とは小学生時代の少年野球チームでバッテリー
巨人は24日、楽天を自由契約となっていた田中将大投手(36)と契約合意したと発表した。近日中に入団会見が行われる予定。 巨人は、今季セ・リーグMVPに輝いた菅野が海外FAを行使してオリオールズに移籍。先発陣に不安がある中、NPBの現役投手で最多となる日米通算197勝を挙げている田中将の加入は戦力としてだけでなく、ローテーション入りを狙う若手投手陣にとっても、これ以上ない生きた教材となる。 田中将は小学生時代の少年野球チームで捕手として、当時は投手だった同学年の坂本勇人内野手(36)とバッテリーを組んでいた。20年以上のときを経て、ともに球界を代表する存在となった2人のレジェンドが、巨人で再びタッグを組む。 ▼田中将大(たなか・まさひろ) 1988年11月1日、兵庫県出身の36歳。188センチ、97キロ、右投げ右打ち。北海道・駒大苫小牧高では2年夏の甲子園で優勝、3年夏の甲子園では決勝引き分け再試合の末に準優勝。2006年の高校生ドラフト1巡目で4球団競合の末に楽天入り。07年に11勝を挙げて新人王に輝いた。13年には24勝0敗1セーブ、防御率1・27と球史に残る成績を残し、楽天を球団史上初の日本一に導いた。同年オフにポスティングシステムで米ヤンキースに移籍し、エース格として7年間で6度の2桁勝利をマーク。21年に楽天に復帰したが、今季はコンディション不良で1試合の登板に終わり、プロ入り後初の未勝利となった。通算成績は日本で248試合登板、119勝68敗3セーブ、防御率2・67。メジャーでは174試合登板で78勝46敗、防御率3・74。
中日スポーツ