「本当の出陣みたい」200人の武者行列 真田信繁は俳優の田中健さん、真田十万石行列に歓声
長野市松代町で13日、第69回松代藩真田十万石まつりのメインイベント「真田十万石行列」があった。例年は松代藩の歴代藩主らに扮(ふん)するが、今年は12日に同市小島田町で開かれた「川中島古戦場まつり」と連携した祭りとして開催したことから、川中島合戦で活躍した武将も登場。来場者の歓声を受けて街中を練り歩いた。 【写真】松代城跡を出発する武者行列の「武田信玄隊」
武者行列は総勢200人。戦国武将の上杉謙信や武田信玄に続き、信玄に仕えた真田幸隆、昌幸らが現れた。幸隆の孫、信繁(幸村)は俳優の田中健さんが演じ、勇壮な音楽に合わせて松代城跡を出発。初代松代藩主の信之役を真田家14代当主の真田幸俊さんが務め、公募で募った信之の正室、小松姫も登場した。
兵庫県西宮市から来た会社員松本徹さん(56)と小学5年の長男健志さん(11)の親子は全国の城を巡っているという。健志さんは「本当にお城から出陣しているみたいで格好良かった」と笑顔。徹さんは「この後は親子で上田市の上田城跡も見に行きます」と声を弾ませた。