楽天・小孫竜二、200万円ダウン更改 来季は故郷・石川のため「頑張ってる姿を見せたい」
金沢市出身の楽天・小孫竜二投手が22日、仙台市の球団事務所で来季の契約更改交渉に臨み、200万円減の年俸900万円(金額は推定)でサイン。1月の能登半島地震など大きな災害に見舞われた故郷・石川県を励ますため、来季はフル回転することを誓った。 遊学館高を卒業した右腕は今季、同じく石川県出身の松井友飛投手とともに被災地を勇気づけるような活躍を目指していた。しかし、1軍での登板は2試合にとどまり、この日の交渉の際には球団から「苦しいシーズンになった」という声をかけられたという。本人も反省の思いがあり、「なかなかバッターと勝負することができなかった」と1年を振り返った。 来季こそ生まれ育った地に吉報を届けたいという思いは強く、「石川県のために自分の名前を、頑張ってる姿を見せて元気づけたいなというのは一番に思います」と決意表明。願いをかなえるため、「ちゃんとバッターと勝負できるように制球力を上げて頑張っていきたい。平均球速というところも上げてやっていきたいなと思っています」と語った。
中日スポーツ