子育て世帯でもお金が貯まる「家計管理の基本3ステップ」
子育てに、家事、仕事……バタバタの毎日で家計のことを後回しにしていませんか? お金の使い方を見直し、計画的な貯蓄や投資を目指すなら、今からでも遅くありません。 【データ】公立と私立、子どもに必要なお金の差は2倍以上? 学年別の学習費総額は? お金のことが気になったらまずすべき「家計管理の3ステップ」を、主婦投資家のりりなさんが解説します。 ※本稿は、りりな著『はじめ時はいつも今 主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集したものです。
お金に向き合おう!
『家計管理』と聞くと、「手間がかかりそう」、「子育て、家事、仕事……と忙殺されていてそこまで手が回らない」という人も多いと思います。 私自身、広告代理店で営業職をしていた時、仕事だけでもやることいっぱいなのに、帰りの電車では「今日の夕飯何作ろう? 食材何あったっけ?」と次のことを考え、家に帰っても夕食の準備、家事とタスクが多い! 『家計管理』やらなくちゃと思ってはいてもお金のことだから大事だとわかっていてもメンドクサイ……。後回しに。 忙しいのはわかる……だけど、お金を貯めたい、増やしたいと思ったらまず『家計管理』をやってほしいです! なぜお金を貯めたいのか? ちょっと考えてみましょう。 ・結婚資金を貯めたい/教育費を貯めたい ・車を買いたい/家を買いたい ・老後が心配/将来に漠然とした不安がある 人それぞれの悩みがあってお金を貯めたいはず。お金を貯めたい理由がわかったら、その悩みを解消するために、まずは『家計管理』でお金と向き合って、ムダをなくし、お得にお金を貯めていくのです。 私も結婚して、このままではいけない、なんとかしなければと、試行錯誤して今の形ができあがりました。タスクが多いみなさんに、私がやっている家計管理の方法を届けます!
ステップ1:まずは現状把握
『家計管理』の第一歩は、今の家計がどうなっているのか、現状を把握することです。 現状把握に必要なツールである家計簿って、すごく面倒で、ちゃんとつけても、”自分は頑張っている”とつけただけで満足して終わっていませんか? 私自身も、最初に手書き家計簿で家計管理をしはじめた時は、満足して終わりました(笑)。でも、家計簿をつけただけではお金は貯まりません! 書いて満足はNGです。 家計簿をつけるのはお金の使い方を「意識」するためです。つまり、今まで無意識になんとなく使っていたお金を「一体、何に、いくら使ったのか?」を意識するためです。その現状把握の先に、今あるお金をどう増やしていくかということも考えられるようになってきて、お金を貯める体質ができてくるのです。 家計簿をつけたら、次のような項目に注目してください。毎月の収入はいくらで、何にいくらお金を使っているのか? その中でムダな買い物=浪費はないか? 現金の預貯金はどのくらい貯まっているか? 現状の支出額だと毎月いくら貯められるのか? 現実を知りましょう。