店頭展示車を“新車”として売られてしまう場合も…元ディーラー営業マンが伝授「展示車を買わされない」テクニック
展示車や在庫車に当たらないためのテクニック
生産中の車ならまだしも、展示車や長期間モータープールに置かれた新車に引当たらないためにはどうしたら良いのか、という点は気になるところでしょう。ディーラー勤務時代に買った車が展示車に引き当たってしまった筆者が伝授する方法は以下の3点です。 ・レアなグレードを選択する ・レアな色を選択する ・特殊なメーカーオプションを選択する とくに3つ目のオプションについては地域によっては効果てきめんです。例えば降雪地帯などでは必須と言える「寒冷地仕様」は首都圏をはじめとした首都圏ではニーズが低いオプションです。数万円高いオプションにはなりますが、これを選択することによってディーラーが見込み発注する確率がガクンと下がります。 寒冷地仕様のオプションはメーカーや車種によって仕様が異なりますが、バッテリー容量が大きくなったり不凍液濃度が濃くなる、コンパクトカーについてはリアヒーターダクトが追加されるなど快適性を高めた仕様となることが多いので、選んでおいて損はないでしょう。 実際に筆者の父親が新車を買った際に寒冷地仕様をつけたら納期は1か月伸びましたが完全受注生産の新車が引当たりました。納車を急いでいる方にはお勧めできない方法ではありますが、気にされる方にはおすすめの選択肢と言えます。 <TEXT/宇野源一> 【宇野 源一】 埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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