兵庫県・百条委員会アンケート「ほとんどが伝聞」に菊池幸夫弁護士が見解「ゆゆしき事態 大変重い」実際見聞き1・3%
菊池幸夫弁護士が25日、TBS「アッコにおまかせ!」に出演。兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑に基づいた百条委員会で、県職員へのアンケートに対する見解を答えた。 23日に中間報告として、4500人分の回答が公表された。そこではパワハラについては38・3%が「見た」および「聞いた」としている。 そのうち、「人づてに聞いた」が26・8%、「実際に知っている人から聞いた」が10・2%と伝聞がほとんどで「目撃などにより実際に知っている」と実際に見た証言は1・3%にとどまった。 直接見聞きしている人が1・3%という割合について、菊池弁護士は、「数字では少ないように見えるんですが、回答者が数千人いますので、その1・3%となると、何十人かになる(実際は59人)。何十人かがパワハラを見聞きしているというのは、ゆゆしき事態になると思う」とコメント。1・3%が決して少ない数字ではないという見解を示した。 「しかも」と続け「実名で答えるという方がかなりいる。『百条委員会に協力して構いません』という方がかなりいる。告発状を出した方は懲戒処分を受けている。自分もそういう身になるかもしれないという恐怖がありながら、実名で答えている、委員会に協力してもいい、という方がいらっしゃるというのは、このアンケートの結果は大変重いものだと思います」と信憑性が高いとした。