円筒形を継承 「マルビル」解体後の新ビル完成イメージが明らかに ホテルや円形のコンサートホール整備へ
大阪市は31日、都市計画審議会を開き、現在解体工事中の「大阪マルビル」の新たな完成イメージを明らかにしました。 長年親しまれてきた円筒型のビルの形を引き継いだデザインになっています。 大阪マルビルは「日本初の円形超高層ビル」として1976年に誕生しましたが、建物の老朽化を受け、去年6月から解体工事に入っています。 跡地は2025年大阪・関西万博の会場へ向かうバスターミナルとして活用され、万博終了後に新たなビルが建設される予定です。 この日開かれた都市計画審議会でビルの完成イメージが披露され、大阪のランドマークとして親しまれてきた円筒型のビルの形が引き継がれ、高さは旧マルビルの約1.5倍の192メートルになるということです。 新しいビルには、高級ホテルや円形のコンサートホールなどが整備される計画で、国内外の観光客を誘致し、大阪の文化芸術の振興に役立つことが期待されています。 新たなビルについて横山大阪市長は「大阪を国際的な副首都化していく取り組みの中で文化芸術面を底上げしていくアクションは非常に重要。新たな拠点となることを期待したい」と話しました。 新たなビルは2030年春に完成する予定です。
ABCテレビ