子どもができたと伝えたら「本当に俺の子なの?」モラハラ旦那と離婚したい妻!つわり入院をきっかけに離婚を叩きつけたら?【インタビュー】
恋愛中はラブラブだった。転機は付き合って3年目、子どもができたと報告したとき。彼は「本当に俺の子どもなの?」と言った。「女は簡単に嘘をつくから」と、DNA鑑定を要求。それから結婚し、少しずつ気づきはじめる旦那のモラハラ体質…。つわりがひどく入院しても尚、「マンションがゴミだらけだから、早く帰ってこい!」といたわりの言葉すらない。そんな自己中旦那に離婚を突き付けた「家事しないと死ぬ旦那」(@kodomodannashinu)を紹介する。 【漫画】本編を読む ■付き合っていたときは優しかったのに、妊娠してから豹変した旦那 つわりがひどく、入院した嫁の病室にお見舞いにきた旦那は「早く退院してくれよ。お前がいないせいでゴミ屋敷なんだけど」と、言う。今まで家事を全部嫁に任せていたこともあり、「ゴミ袋の場所もわかんないし、ゴミ出しの日もわかんない」と泣きついた。 旦那は商社の営業マン。2人は職場恋愛だった。年齢のわりに年収も高く、結婚する前は仕事ぶりを見ても、きちんとしている人だと思っていた。付き合って3年。妊娠に気づいて、彼に報告すると「本当に俺の子どもなの?」「女は簡単に嘘をつくから」と、DNA鑑定を要求した。誰よりも喜んでくれると思ったのに。 妊娠をきっかけに、結婚。そこから気づきはじめた、彼のモラハラ体質。つわりがつらいときも、「クソ雑用は嫁の仕事」「結婚した意味ねー」と、嫁を家政婦のように扱う態度に辟易。入院をきっかけに嫁は「退院までにその無能を直さなければ、離婚する」と最終宣告した。しかし、旦那は反省する様子もなく、「俺の稼ぎがなきゃ生きていけないくせに、エラソーに」と怒りをあらわにしてきて…!? 本作を描いたきっかけは、「漫画の通り、結婚した旦那がクソでムカついたのでストレス発散のために投稿を始めました。離婚すると決意した今、『なんであんな男と結婚してしまったんだろう?』という反省もあり、『こんなつらい思いをする女性が1人でもいなくなってほしい』そして、男は星の数ほどいるのだから、たまたまモラ男に当たっちゃっただけ、次の人生に出発するためにとっとと逃げて忘れちゃいましょう!という自戒と啓発も込めて投稿しています」と、七五三絹さんは話す。 「離婚」という切り札を出した嫁だったが、モラハラ旦那はそう簡単に離婚には応じない。彼の性格は生まれ育った環境が大きな要因で、義母もなかなかの曲者だった。「今さらですが、恋の熱に浮かされてました。冷静になったら『なんで旦那くんが好きだったんだろう?』と思います。恋の熱と勢いだけで結婚すると痛い目を見る。彼に恋をしていたからこそ、見抜くことができなかった自分の浅さを恥じています。『彼は素敵な旦那様になってくれる!』『子どもができたらいい父親になってくれる!』この考えはすべて幻想だと学びました」と七五三絹さんが話すように、結婚したら、子どもができたら、と何かが変わるきっかけで「彼も変わってくれるはず」という淡い期待はしない方がいいようだ。 「離婚の決定打は、いわゆるコップの水が溢れて限界に達したというのが本音です。決定打になりそうなエピソードはいっぱいあって1つに絞れません。ただ、気づくきっかけはたくさんありました。やはり小さいこと大きいこと耐えられないことが積み重なって、離婚に対して前向きになったとも言えます」 恋愛をしているときが一番幸せだった。愛していた人に「本当に俺の子どもなの?」と言われ、ショックを受けた絹さん。その後、義理弟を通して離婚調停をスタート。彼の実家を巻き込んで、離婚までの長い戦いが始まる。 本作を含めたシリーズはブログやInstagramで見ることができる。 取材協力:七五三絹