【ラジオNIKKEI賞・コメントのツボ】2頭出しの友道厩舎 サトノシュトラーセ「スタートさえ決まれば」 ジュンゴールド「能力自体は足りていると思うが…」
[GⅢラジオNIKKEI賞=2024年6月30日(日曜)3歳、福島競馬場・芝1800メートル] <美浦トレセン>唯一の重賞勝ち馬セットアップは26日の追い切りでラスト1ハロン11・6秒。手綱を取った戸崎圭は「能力はありそう。追い切りはかかる感じがあったのでリズム良く行ければ」。 前走1勝クラスを勝ち上がったショーマンフリートは手塚調教師が「スタートも出るし流れにも乗りやすいと思う。福島は初めてだが中山でも走っているし問題はない」と自信あり。 27日に追い切ったアレグロブリランテは仕上がり上々。上原佑調教師は「前走(皐月賞)は結果的には15着でしたが、レコード決着でしたし、いい経験を積めたと考えています。一旦放牧へ出ましたが、帰厩後も順調。福島千八は新馬戦Vの舞台ですし、条件的には合っているコースだと思います。輸送も一度経験しているので問題ないです」と語った。 皐月賞14着からの巻き返しを狙うシリウスコルトは宗像調教師が「気持ちは乗ってきていますが、いいところで収まっています。三浦ジョッキーも走りが良くなっていると言ってくれていましたね。あとは小回りなのでうまく先行できれば」と意気込んだ。 <栗東トレセン>白百合S勝ちのミナデオロ。「前走は逃げたけどタメが利いてラストもしっかり。センスのいい走りをするので開幕馬場もいいと思う」と田代助手は初タイトルをにらんでいる。 友道厩舎が2頭を出走させる。陣営のトーンが高いのは前走・青葉賞で4着したサトノシュトラーセ。「やりたい調教ができている。休み明けでも変化なく使うごとに馬が良くなってきている」と話す大江助手。「これまで戦ってきた馬はGⅠ、重賞で頑張っている。スタートさえ決まればこの馬もいい競馬をしてくれるんじゃないかな」と期待を寄せる。 千八でデビュー2連勝を飾っているジュンゴールドは「能力自体は足りていると思うが、レースを重ねるごとにコーナーで左右にモタれる癖が出てきている。普段の攻め馬でも修正したい」と課題が露呈している。
東スポ競馬編集部