長崎・琴海で倒木 約7時間、全面通行止め 27日も暴風に警戒
前線を伴った低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となり、長崎県内は26日、対馬市厳原で最大瞬間風速25・5メートルの風が吹いた。長崎市琴海形上町では倒木により国道が約7時間にわたって全面通行止めとなった。 時津署によると、木は高さ約12メートル。雑木林から倒れて国道をふさいだ。午前9時35分から通行止めとなり、長崎方面から最大約5キロの交通渋滞が発生。午後4時25分に片側交互通行となり、同7時に解除された。九州電力送配電長崎配電事業所によると、倒木で断線し、周辺の最大2222戸が5分以上停電した。県災害警戒本部によると、けが人や住家被害などはなかった。 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は午前の4便を、九州商船は高速船やジェットフォイルを全便欠航するなど空や海の便も乱れた。 長崎地方気象台は、27日も低気圧の影響で非常に強い風が吹く恐れがあるとして、暴風への警戒を呼びかけている。