就任14年 知事の支持率は70%超 5期目は…31.9%「長すぎる」 43.2%「次の知事選で判断すればよい」
就任から14年を迎えた長野県の阿部守一知事。世論調査では、支持率は72.7%と高い水準を維持しています。残りの任期は何に取り組むのか。「5期目」はあるのか。インタビューで聞きました。 【関連】知事が諏訪湖を泳ぐ「泳げなくはないが、底の泥が舞い上がる」 水質判定では遊泳「可」…環境改善の必要性を実感
長野県・阿部守一知事: 「公約で121項目を掲げさせていただいた中で、一定程度、進めることができたなという項目、約半数弱くらいというふうに自己評価しています」 9月1日に4期目の折り返しを迎えた阿部知事。この2年間は、県民との対話を重ねてきたほか、国内・海外へのトップセールスも積極的に行ってきました。 また、先日は、自ら諏訪湖を泳ぎ、体を張って水質改善をアピールしました。
県世論調査協会が行ったこの夏に行った政治意識調査では、支持率は72.7%。1年前より4.4ポイント下がりましたが、依然高い水準を維持しています。
支持の理由では、「大きな問題がない」が81.9%を占め、次いで、「成果を上げている」が11.4%となりました。残りの2年では、人口減少対策や、学びの改革などを進めたいとしています。
阿部守一知事: 「(人口減少対策は)ただちにしっかりした方向感を持って取り組まなければいけません。県民会議的な組織をつくって広く、いろんな皆さんと一緒に人口戦略を取りまとめて実行していきたい。子どもたち一人ひとりの個性や能力に合わせた教育の実現と、教員の皆さんがもっとチャレンジできる長野県の学び、教育を目指してしっかり取り組んでいきたい」
気になるのがその先の「5期目」について。世論調査では、「次の知事選で判断すればよい」が43.2%で最も多くなりましたが、「5期は長すぎる」も31.9%に上りました。現時点では、どう考えているのでしょうか。
阿部守一知事: 「全く白紙の状況で、まだ付託された任期の半分ということでありますので、残された任期2年間、一生懸命全力で取り組んでいきたいと思っています。今までもそんなに早くから考えたことはないので、まずは与えられた責任を全うしていきたいと思う」
長野放送