【ボクシング】アジア2冠王者・井上岳志が現役引退 ムンギア、チューらと世界戦で対戦
日本ボクシングコミッションは27日、東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーウェルター級王者の井上岳志(35=ワールドスポーツ)が23日付で引退届を提出したと発表した。 駿台学園高時代に国体優勝を果たした井上は、法大ではボクシング部主将も務めた。14年8月にB級でプロデビューすると、17年4月には斉藤幸伸丸(輪島功一スポーツ)との日本スーパーウエルター級王座決定戦に7回TKO勝ちし、同級王座を獲得。17年11月には東洋太平洋とWBO―AP王座も獲得した。 19年1月には米国でWBO王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑戦も判定負け。世界再挑戦を目指し、21年11月にはオーストラリアでティム・チュー(オーストラリア)に挑戦も、再び大差の判定で敗れていた。 今年3月にウエイド・ライアン(34=オーストラリア)と引き分けて東洋太平洋初、WBOアジア・パシフィック3度目の防衛に成功した試合が現役最終戦となった。戦績は20勝12KO2敗3分け。