「愛のあとにくるもの」ほか秋に観たいしっとり韓国メロドラマBEST3
ドラマを作ってるのが『よくおごってくれるきれいなお姉さん』のチームなんで、積極的に迫る年下男子に、ちょ、ちょ、ちょとなりながら、メロメロになっていく年上女子、その秘密の恋の描き方つうのがよくわかっていらっしゃる!バレるから先に行って!とか、帰りは地下鉄でね!とか、会議室でコソコソとか、夜中の塾でイチャイチャとか、はたまた近所に部屋借りてあっちゃこっちゃしたりとか、もうこれがいいわけ!
日本人からすると「なんでバレちゃいけないの?」みたいな気もしますが、そこは韓国なんですよ!お受験マダムたちが「生徒に手を出してるハレンチな塾講師に、うちの子を預けるなんて!」みたいに言われることは目に見えてるし、嫉妬渦巻く世界ではあらゆることが捻じ曲げられちゃうからなんですね!ええ、もちろんバレます!『よくおご』同様の「二人以外は敵だらけ!」の状況に陥ったとき、特に15話のハジュンのがんばりがこれまた!!と言う作品になっていますので、そのあたりをぜひお楽しみ下さい! ※U-NEXTにて配信中。
愛していると言ってくれ(2023)
聴覚障害がある天涯孤独の画家と女優の卵の恋を描くドラマは、90年代の日本の大ヒットドラマのリメイクなんですけど、オリジナルよりも全然いいドラマになっています!訪れた済州島で火事に巻き込まれた画家チョン・ウソン(『パダムパダム 彼と彼女の心拍音』)と、聴覚障害があるために逃げ遅れた彼を助けた俳優の卵シン・ヒョンビン(『賢い医師生活』)。
ソウルで偶然の再会を果たしたふたりはやがて距離を縮めてゆきます。そもそも客室乗務員だったヒョンビンは、30歳を過ぎて仕事をやめて俳優になる夢を追っているのですがなかなかうまく行かず、ウソンがくれる静寂に安らぎを覚えるようになっていきます。ウソンは大学時代におきたある事件がトラウマとなって、誰かとともに生きることに臆病になっているんですけれど、自分のために手話を学び近づいてくるヒョンビンを、戸惑いながらも受け入れるようになっていきます。ところが!そのトラウマの原因となった女性キム・ジヒョン(『39歳』)が、彼が美術講座を持つ美術館の新たな館長として現れちゃうんですよ!彼女はウソンの初恋の人で、ものすごーく好きだった人なんです!!!