西野七瀬 まばたきなしで難役の幻影役を熱演 「監督に何も言わずに試してみました」
俳優の西野七瀬(30)が10日、都内で出演映画「君の忘れ方」(監督作道雄、来年1月17日公開)の先行上映舞台あいさつに出席した。 結婚間近の恋人を事故で亡くした主人公(坂東龍汰=27)が故郷の岐阜での不思議な体験を通して、恋人の死に向き合っていく。 作中で恋人の幻影を多く演じた西野は幻影の撮影中はまばたきを封印。「幻影の感じを出すのが難しかったので、監督に何も言わずに試してみました」と意図を語った。まばたきをしていないことに気づいた作道監督は当時を改めて振り返り、驚いたことを明かした。作中では生前カップルでインドネシアのバリ島に行くという設定がある。カップルを演じるにあたっては探り探りだったといい、役作りのために新宿のバリ料理の店にも行ったという。 タイトルにちなみ、登壇者4人は人生の中で「忘れたいこと」または「忘れたくないこと」を明らかにした。坂東は「忘れたくないこと」と選択し、他の登壇者3人の似顔絵をフリップにつづった。「試写を見た時のお三方の笑顔が忘れられない。凄く良い笑顔をされていて、安心した」と絵について解説した。 似顔絵を見た母親役の南果歩(60)は「似ていないけれども、うれしい。なるほど深い!」と“息子”の力作を評価した。。