競輪祭優出の菅田壱道が9年ぶりにS班・深谷知広をマーク「ダービーの特選スタート見えてきた」/佐世保G3・初日特選
佐世保競輪の「開設74周年 九十九島賞争奪戦(G3)」は19日に幕を開ける。初日特選12Rを走る菅田壱道(38歳・宮城=91期)に話を聞いた。 11月の防府記念で決勝4着だった菅田壱道が、続く競輪祭で3年ぶりのG1優出。この2開催の活躍で目標が明確になった。 「競輪祭の決勝進出で、ダービーの特選スタートが見えてきた。それまで全然圏外だったから意識もしていなかったんだけど、せっかく頑張れる位置にいるなら頑張りたい。ダービーで特選スタートと予選スタートは全く違うから」 12月に入っても進撃は止まらない。奈良F1を3連勝で完全V。これが今年初Vだった。そして、追加参戦した広島記念in玉野も決勝進出。きっちりと賞金の積み上げに成功した。 「こういう状況だったし、G3の追加だったから喜んで受けた。流れもいいですね。自分の状態もいいけど、前を回ってくれる人が本当に頑張ってくれる。ダービーの選考期間は1月まで。あまり意識しないように、とにかく一戦一戦、1月までしっかりと走り切りたい」 中2日で臨む今節が今年最後のレース。まだボーダーよりも下にいるが、近況の勢いなら逆転も夢ではないところまで差を詰めてきている。初日特選はS級S班の佐藤慎太郎に任され、深谷知広マークを決断した。 「だいぶ前の伊東記念の優秀戦でワンツーを決めた。優秀があったくらいなので、かなり前だと思う。差せなかった。深谷君とはあれ以来、2回目です」 まだ初日特選が3個あった頃の2015年12月の伊東記念2日目。優秀戦でワンツーを決めた深谷と9年ぶりの連係から大事な4日間が始まる。(netkeirin特派員)