「ウーバーイーツ」配達したと装い報酬だまし取った疑い 職業不詳の男2人逮捕 遅配の際の追加報酬ねらったか 福岡
フードデリバリーサービス「ウーバーイーツ」をめぐり、配達に大幅に時間がかかった際に運営会社から配達員に支払われる報酬をだまし取った疑いで12日、福岡市の職業不詳の男2人が逮捕されました。 電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのはいずれも職業不詳で、福岡市博多区の占部真也容疑者(32)と福岡市中央区の岩下颯容疑者(25)です。 福岡県警によりますと2人はすでに逮捕・起訴されている田辺尚也被告と共謀して、去年6月3日から5日までの間10回にわたってウーバーイーツを使って自ら商品を注文した際、配達員として登録されている岩下容疑者が実際には配達していないのに配達したように装った上、運営会社側には配達に大幅な時間がかかったとウソの申告をして4万4898円をだましとった疑いです。 県警によりますと、フードデリバリーサービスでは受注時に提示された予想時間を大幅に超えた場合、配達員に追加の報酬が支払われるシステムになっていて、2人は数百円程度の安い商品をスマートフォンを使って福岡市博多区の飲食店などに注文し、その配達を岩下容疑者のアカウントで受けていたということです。 県警は2人の認否を明らかにしていませんが、占部容疑者が田辺被告にこうしたシステムを悪用するスキームを教えたとみて、余罪がないかさらに調べを進めることにしています。
テレビ西日本