「子どもの言語能力を高める」ために、幼児期の大切な4つのポイント
幼児期に大切な土台づくり
コミュニケーション能力は、子どもが将来大人になって幸せな人生を送るために最も大切な力の1つです。米国が75年かけて行なった幸せの研究では、幸福度を高めるために最も大切なことは、「心を許せる人が1人以上いる」ことだそうです。 コミュニケーションは、人と人のつながりを大切にすることから始まります。どんなに勉強ができても、人の話を聞かなかったり、自分を表現できなかったりする人は、本当の幸せを感じることが難しいのではないでしょうか。 「聞く」「話す」に関係する脳の発達は、幼少期の親との関わりが特に重要と言われています。親から「なんでこんなこともできないの!?」と言われ続けた子どもと、「そっか、じゃあ今度やるときはどうするの?」と言われていた子どもでは、発達がまったく異なってくるのです。 「実況中継」「間をあける」この2つだけでも、1日5分実践すれば効果が期待できます。私の3歳の息子にも大きな変化がありましたので、ぜひ楽しみながらやってみてください。
西剛志(脳科学者)