NTTドコモの「VoLTE」とはどんなもの?
今後はキャリア間の相互接続に期待
ただし、こうしたメリットをユーザー全員が享受できるのはもう少し先のことになりそうです。NTTドコモの発表によると、VoLTEでの高品位な音声通話が行えるのは、今のところ同社が2014夏モデルとして提供予定となっているVoLTE対応端末(スマートフォン4機種、タブレット2機種)同士のみ。相手が固定電話やVoLTEに非対応の端末では、従来と同じ条件となります。 また、KDDIでは年内のVoLTE導入を宣言し、ソフトバンクも導入に向けて動いていると思われますが、各キャリア間の相互接続に関してはまだ未定の状態です。VoLTEが本来の実力を発揮し始めるのは、このキャリア間の相互接続が確立されてからといったところでしょうか。 ちなみに、VoLTEの利用料金に関しては現在と比べて特に安くはなりませんが、逆に追加料金が発生するようなこともありません。将来的なメリットを考えると、NTTドコモの2014年夏モデルに機種変更を考えている方は、VoLTE対応モデルを選んでおくのがベストといえるでしょう。