小林虎之介が歌舞伎町で職質!? 窪田正孝主演「宙わたる教室」会見で明かす役作り秘話
NHK総合・BSP4Kで10月8日スタートの連続ドラマ「宙(そら)わたる教室」(NHK総合火曜午後10:00、BSP4K火曜午後6:15)の取材会が東京・渋谷のNHKで行われ、主演の窪田正孝、共演の小林虎之介、伊東蒼らが登壇した。 「宙(そら)わたる教室」の原作は伊与原新氏による同名小説。定時制高校に通う、それぞれに事情を抱えた10代から70代までの“多様”な生徒たちが理科教師と出会い、“前代未聞の実験”に挑む物語だ。
窪田が演じるのは、東新宿高校に赴任した34歳の理科教師・藤竹叶。27歳で博士号を取得。発表した科学の研究論文は世界的な学術誌に掲載され、研究者としての将来を有望視されていた。しかし突如として定時制高校の教師になることを決意。教師をキャリアと見なさない同僚たちからは”終わった研究者”とささやかれる。目的は謎に包まれているものの、藤竹は優れた洞察力と実験を駆使し、東新宿高校の生徒や教師に化学変化をもたらしていく。 会見に登場した窪田らが、天文雑誌の記者から「火星について今回学んだこと」を問われると、「知ってますか? 火星の温度ってめっちゃ低いんです」と小林が言えば、伊東も「火星の平均温度はマイナス60度なんです」と撮影を通して学んだ知識を披露。
役作りについては、窪田は「難しく捉えられてしまいがちな科学ですが、まずは実験の面白さを生徒や視聴者にどう届けるかを意識していました。熱すぎず、冷たすぎずのバランスを取りながら実験のパートを演じていました」と心掛けていたことを語る。そして小林は、不良を演じるにあたって新宿・歌舞伎町で人間観察をしていたら職務質問を受けたそうで「(本物の不良に)絡まれるのが怖くて自転車でゆっくりこぎながら街を回っていたら警察官に囲まれて荷物を全部出されて…。買ったばかりの自転車も盗んだと疑われて…(笑)」と衝撃エピソードを告白。 また、保健室登校の学生・名取佳純を演じる伊東は「家族以外とあまり接する機会がなかった子なので、先生に誘われて科学部に入るまでがすごく目まぐるしいだろうなと思って、佳純の気持ちの変化を考えました。あと、佳純が藤竹先生の言葉にひかれていく様子を、ちゃんと自分の中で大事にできるように先生の話を聞いたり、科学部の雰囲気を感じています」と入念に役作りしたことを明かす。