ランクル、プリウス…廃車寸前の中古車を修理して海外へ輸出!在日パキスタン界の「アニキ」がはじめて明かす、日本人が知らない「日本製品の魅力」
日本人は気づいていない
同族意識の強いパキスタン人は、兄弟や親類が世界中に散らばり、そのネットワークを利用して中古車ビジネスを展開している。彼らは語学が堪能なことに加え、車の修理工場をくまなく回って廃車寸前の車を安く買い付けるなど足で稼ぐ勤勉さも持ち合わせている。 「パキスタン人は勤勉ですよ。足を使って働く。人が嫌がる仕事もやる。なぜって? 豊かになりたいからですよ。 日本人は豊かになりすぎましたね。ツラいことがあるとすぐに仕事を辞めちゃう。もったいないですね。日本の製品を求めている人が世界中にいるのにね」 エラそうなことは言いたくありません。でもひとつだけ、日本の経済が元気になる方法を教えましょう――最後にライースさんはこんなアドバイスをくれた。 「私にとって日本は第二の母国のようなもの。なぜならパキスタンには22年間住んだだけ。ここには50年です。日本はもっと世界で大きいことができると思います。そのためにはもっと、イスラムの国々と仲良くすることですよ。世界はアメリカや中国、ヨーロッパだけじゃないことに気づいたほうがいいですね」 日本人以上に日本製品の魅力を知り、日本人以上に助け合いの精神を持つ彼らから、学ぶべきことはたくさんありそうだ。 「週刊現代」2024年4月20日号より
週刊現代(講談社)
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