田村セツコ・86歳が実践<かいつまみ健康法>とは?日記に新聞広告、振り返り…。「みんな人生の主人公だから日記にうそを書いたってべつにいい」
厚生労働省が公開する資料「健康寿命の令和元年値について」によると、日本の令和元年における健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳だそうです。そのようななか、もうすぐ86歳で、現役イラストレーターとして活躍する田村セツコさんの健康法が話題になっています。そのセツコさん「いつでもちょっとずついろいろな健康法をかいつまんで試すようにしています」と言っていて――。 「愉快なエピソードを思い出すのも、歩いたりする身体的な健康法とはまたちがった、心の健康法になると思う」と話すもうすぐ86歳の田村さん * * * * * * * ◆日記健康法 わたし、小学校を4つも変わったの。 だから、お友だちがいるような、いないような、不思議な感覚でした。 それで、小学4年生のときに日記を書きはじめたんです。 それをもう何十年もやっていてね。今も書いているわ。いわば、日記帳がお友だち。 メモとか日記っていうのは、書くと気持ちが整うのね。 なんでも正直に書くと、たいていの問題は解決して、おおらかになる。 日記は過去のものだから、「あとから読んでも意味がない」っていう考え方もあるみたい。 でも、そうじゃなくて、あとから読み返すと、楽しかったことは「ああこんなことがあった!」と思って、また楽しくなるのよ。 悲しいことが書いてあったら、「えー、こんなことがあったのに、今平気でいるなんてうれしい!」って思う。 うれしいことも悲しいことも楽しめる「ふしぎなひと」になれますよ。 日記とかメモは、すごく役に立つわけよね。過去のことじゃなくて、現役として、すごく役に立つ。 お金もかからないのでおすすめよ。
◆新聞広告健康法 いつでもちょっとずついろいろな健康法をかいつまんで試すようにしています。 わたしは毎朝新聞を読むのが習慣なのですが、新聞の広告欄を見ると、健康に関する本の宣伝がよく出ていますよね。 それを見ては真似してみるんです。 最近はため息をつきながらスクワットするのがいいと読んだので、家事や仕事の合間に息を吐きながらしゃがんだりしているんですよね。 ちょっとずつ自分で健康法を試して楽しんでいます。
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