【MLB】パドレスに朗報 ルーベン・ニエブラ投手コーチと複数年の契約延長へ 強力投手陣形成の立役者
日本時間11月9日、米公式サイト「MLB.com」でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者が関係者から得た情報によると、パドレスはルーベン・ニエブラ投手コーチと複数年の契約延長を結ぶことで合意に至ったようだ。通常、パドレスは翌年のコーチングスタッフを一斉に発表するが、先行して契約延長の情報が流れたことからはチームにおけるニエブラ投手コーチの重要性がうかがえる。ニエブラ投手コーチは来季がパドレスの投手コーチとして4年目のシーズンとなる。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 パドレスは先日、マイク・シルト監督と2027年まで契約延長。その際に次なる重要課題の1つとして挙げられていたのがニエブラ投手コーチとの契約延長だった。ニエブラ投手コーチが就任してからの3年間、パドレス投手陣は見事な成功を収めており、チーム防御率は3年連続でナ・リーグの5位以内にランクインしている。投手陣からの信頼も厚く、ニエブラ投手コーチはパドレスが強力投手陣を形成するうえでの立役者といっても過言ではない。 コミュニケーション能力が高く、データにも精通しているニエブラ投手コーチは将来的な監督候補と目されている。英語とスペイン語のバイリンガルであり、多くの選手と円滑にコミュニケーションを取れる点も大きな魅力だ。A・J・プレラーGMは「しっかり結果を残した人物にはそれに見合う待遇を与えたい」との方針を示し、「ルーベンは本当に素晴らしい結果を残した。彼が今後も長期にわたってパドレスの一員として大きな役割を担ってくれるのが楽しみだ」とニエブラ投手コーチの働きを絶賛した。ニエブラ投手コーチの存在は「FA市場において投手獲得の面で有利に働く可能性もある」と言われるほどだ。 パドレスはエース格のジョー・マスグローブがトミー・ジョン手術を受け、来季を全休することが確定している。よって、マスグローブの穴を埋める必要があり、2023年のセス・ルーゴ、今季のマイケル・キングに続き、リリーフ投手を先発に転向させる案も浮上しているようだ。もちろん、その点でもニエブラ投手コーチが大きな役割を果たしており、来季はエイドリアン・モレホンらの先発転向がテストされることが有力視されている。 パドレスが現在の戦力を構築するうえで、ニエブラ投手コーチが果たしてきた役割は非常に大きく、今回の契約延長はパドレスにとって「今オフ最大の補強」となるかもしれない。