下手投げ100km…巨人Jr.キャプテンは「変幻自在」 難関選考を潜り抜けた“週3の習慣”
試合の流れに対応できる準備の仕方も「今後に生きてくる」
自在なピッチングを実現するためにも、トレーニングは欠かせない。パーソナルトレーニングにも通うなど、週に3回、体幹トレ、腹筋・背筋、スクワットなどで体を鍛え、リズム体操にも励む。 巨人ジュニアのセレクションはコーディネーション種目を導入しているのが特徴だが、「普段、リズム体操をやっているのは(選考通過に)活かせたと思う」と木村くん。「今年こそ決勝で勝って、2014年以来の優勝を絶対にしたいです」と意気込みを示した。 目標はもちろん16チームの頂点だが、子どもたちの野球人生は始まったばかり。西村監督ら首脳陣は、約4か月の限られた活動期間の中で次のステージも見据えた指導を施してきた。「複雑なサインプレーをやるのが初めての子もいるでしょうし、自チームではレギュラーでも、ジュニアでは途中出場になる子もいる。そんな時の準備の仕方も今後に生きてくると思う」と指揮官。「『ジュニアに入って良かった』と思える経験をしてほしい」と選手たちにエールを送った。
高橋幸司 / Koji Takahashi