Microsoft、「Windows Hello」の大幅刷新を計画中 ~Insider Previewでテスト開始
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。 【画像】新しいアイコン 「Windows Hello」は、パスワードの代わりにPIN(暗証番号)や生体認証(顔認識、指紋)でWindows 10/11デバイスにサインインできるようにした仕組み。パスワードによるサインインよりも簡単で、PINや生体認証データそのものはネットワークに送出されないため、パスワードよりも安全だという特徴があり、OS以外にもアプリ、サービスへのサインインにも利用される。 しかし、「Windows Hello」の登場から数年が経ち、OSはWindows 10からWindows 11への移行が進んでいる。また、パスキーへの対応をはじめとする機能拡充も続けられてきた。そこで、認証を直感的でシームレスに行うため大幅なアップデートが実施されることになった。 ■ 新しいアイコン まず「Windows Hello」のアイコンがアップデートされる。Windows 11のビジュアルデザイン標準に合わせたものとなり、Windowsのサインイン画面だけでなく、パスキーや「Microsoft Store」など、その他の認証フローに掲出される。 ■ パスキーのエクスペリエンス 次に、「パスキー」による認証プロセスが刷新された。認証オプションの切り替え、パスキーや他のデバイスの選択が直感的に行えるようになる。 この新しいエクスペリエンスは「Windows 11 バージョン 24H2」以降に搭載される予定で現在、Canaryチャネルの「Windows Insider Preview」ビルドで導入されている新しい管理者保護機能にも適用される。米国時間11月1日からBetaチャネルで展開されているBuild 22635.4440(KB5045889)以降でも順次展開中だ。
窓の杜,樽井 秀人