オリックス 今季最多16安打で完勝！5割復帰に中嶋監督「ちょっとつながってきたのかな」
◇パ・リーグ オリックス7―0楽天（2024年4月18日 楽天モバイル） パ・リーグを3連覇した「つなぎの打線」が本領を発揮した。オリックスが2度の3連打を含む今季最多の16安打で7点を奪う猛攻で楽天に完勝。3月30日以来、19日ぶりに勝率5割に戻し、3位タイに浮上した。 「何かちょっとつながってきたのかなとは思いますけどね。続かないと上には行けないと思うので、それが全てだと思います」 手放しで喜ぶような中嶋監督ではない。ただ、苦しい台所事情だっただけに大きな白星となった。3番に定着し、つなぎ役も還す役もこなしていた中川が「左大腿直筋の筋損傷」で離脱。仙台に来るまでは全試合中軸で先発出場していた森も不振で2戦連続で先発を外れた。そんな中で抜群の働きを見せたのが適時打2本を含む3安打の西野だ。 「自分もここ数年、全然レギュラーじゃなかった。今使ってもらってる時に必死で試合をやっている、ホント、それだけなんで」 3回2死一、三塁で三塁へ先制内野安打。5回2死三塁でも左前適時打し、大量得点を呼び込んだ。終盤には途中出場の森や安達にも安打が出ての快勝に「僕も経験があるけど、そういう選手がヒット打ったりすると、ベンチが盛り上がるし、雰囲気も良くなる」と手応え十分。王者が“らしい”勝ち方で借金を返済し、いよいよ上昇気配を漂わせてきた。 （山添 晴治）
