維新の吉村洋文・共同代表、兵庫県議会は「自ら解散して信を問うのが筋」…斎藤元彦知事の再選で
斎藤元彦知事が再選された兵庫県知事選を受け、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は24日、県組織「兵庫維新の会」に対し、県議会の自主解散を検討すべきだとの考えを伝えた。神戸市内での兵庫維新の会合に出席後、記者団の取材に明かした。 【一覧】百条委員会の委員に対するSNSの主な投稿
吉村氏は、県議会から全会一致で不信任決議を受けた斎藤知事の再選について「議会に対する不信任と同じだ」と指摘。「議会が自ら解散して信を問うのが筋」と述べた。
地方議会の解散を定めた特例法では、4分の3以上の出席と、うち5分の4以上の同意で解散できる。県議会(定数86)で、兵庫維新の議席は21にとどまり、兵庫維新は今後、解散の方針を決めれば他会派に呼びかける。
一方、吉村氏は、解散せず県政を進める選択肢もあるとも説明。その場合、知事や議員によるパワーハラスメント防止や公益通報制度などの関連条例を制定していくことも提案した。
知事選では、維新を離党して無所属で出馬した前参院議員の清水貴之氏が大敗。兵庫維新の片山大介代表(参院議員)は24日、一連の対応の責任を取り、年内に代表を辞任すると表明した。