在宅勤務になり、昼は毎日「納豆ご飯」です。コスパは良いと思うのですが、栄養的に大丈夫でしょうか? 卵を追加すれば問題ないですか?
【ちまたのうわさを徹底検証!】熱々のご飯に納豆をかけると納豆の栄養(酵素)が壊れるって本当?
納豆を熱々のご飯に乗せると酵素や栄養が損なわれるといううわさについて、科学的な見地から検証してみましょう。納豆は、大豆を納豆菌で発酵させたもので、タンパク質やビタミン、ナットウキナーゼといった酵素が豊富です。 納豆菌は製造過程で高温の環境にさらされており、納豆が含む酵素や栄養素は熱に強い性質を持っています。具体的には、納豆菌を大豆に付着させる前に、大豆を高温で蒸煮(じょうしゃ)することで、雑菌を死滅させています。 この蒸煮過程では、約121℃以上の温度で15分以上加熱されるため、納豆に含まれる酵素は熱に対してある程度耐性があることが示されています。 食事で納豆を熱々のご飯に乗せる際の温度は、通常60~80℃程度です。この温度範囲では、納豆の酵素や栄養素が大きく損なわれることはありません。実際、納豆の栄養価は、温度による影響を受けにくいことが多くの研究で示されています。 つまり、熱々のご飯に納豆を乗せても、その栄養価が大幅に低下することはなく、納豆の健康効果を十分に享受できます。 さらに、納豆の酵素であるナットウキナーゼは、血流改善などの健康効果が期待されていますが、この酵素も適度な熱であれば活性を保持します。納豆を食べる際には、温度を過度に心配する必要はなく、自分の好みに合わせて温かいご飯と組み合わせても問題ありません。
納豆は栄養豊富! 不足分は卵かけご飯がおすすめ
納豆ご飯は、栄養価が高く、コストパフォーマンスに優れた食事です。ただし、ビタミンA、D、Eが不足しがちなので、これらを補うために他の食材、特に卵を加えることが推奨されます。納豆ご飯だけでは飽きてしまう場合は、卵かけご飯を組み合わせることで、食事の楽しみ方を増やしながら栄養バランスを保つことをおすすめします。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部