名門・天理が３年ぶりセンバツ出場へ前進 藤原忠理監督は就任１年目で甲子園へ近づく／近畿大会
＜高校野球秋季近畿大会：天理5－1和歌山東＞◇21日◇1回戦◇ほっともっとフィールド神戸 【写真】就任１年目の藤原忠理監督 春夏通算55度甲子園出場の名門・天理（奈良1位）が和歌山東（和歌山2位）を下して、3年ぶりのセンバツ出場へ前進した。天理大を11度の阪神大学リーグ制覇へ導き、24年1月から母校を率いる藤原忠理監督（59）は、就任1年目での甲子園出場へ近づいた。 先発右腕の下坊大陸（りく）投手（2年）が8回2／3を3安打1失点と相手打線を寄せ付けず。打線も2回に暴投で2点を先制。5回には2死からプロ注目遊撃手の赤埴幸輝内野手（2年）がセーフティーバントで内野安打として出塁。次打者の安打に失策も絡み、俊足を飛ばして一塁から一気に生還。「次の塁を狙おうと思った。最後までこれたのはいい判断だった」と納得の表情を浮かべた。この回3点を追加して優位に進めた。 26日の準々決勝では、履正社（大阪1位）を倒した滋賀短大付（滋賀2位）と対戦する。藤原監督は「試合巧者。ロースコアの持って行き方をうまく確立されている」と警戒。勝てば来春センバツ出場は確実な状況となる。
